どのお客様も「良い家を建てたい」というお気持ちもお持ちのはずです。それでは、どのような家が「良い家」なのでしょうか。デザイン性の高い家、間取りや素材にこだわった家、最新設備の整った家など、その答えは、一人ひとりのお客様にとって異なってくると思います。しかし、「良い家」を建てる際には、必ず押さえておきたい「3つのポイント」があります。これから家づくりを進めるお客様は、これからご紹介する「3つのポイント」を覚えておかれると良いでしょう。
クルマをお持ちの方ならお分かりになると思いますが、クルマを選ぶ際には「ガソリン1リットルで、何キロ走るか?」ということが重要なポイントになると思います。それは家にも当てはまることで、「家の燃費」について考えることも大切です。「家の燃費」とはつまり「光熱費」のことです。とくに、冷暖房などにかかる電気代について考えなければなりません。現在の一般的な住宅の光熱費を計算してみると、30年間で500万円以上かかると言われています。今後、電気代が上がるようなことになれば、ますますコストは重くのし掛かってきます。「良い家」を選ぶ際は、「住宅の購入費用+燃費」で考えるのが大切です。高気密・高断熱の家、最新の省エネ設備を備えている家を積極的に選ぶようにすることを強くおすすめします。
最近よく耳にする「長期優良住宅」とは、「耐震性」「省エネルギー性」など、国の法律で定められた9つの基準を満たした「長持ちする家」のことです。長持ちする家ですから、老後に建て替えというリスクも少なく、「耐震性」や「省エネルギー」に優れているので、安心感や快適性が大きくなります。さらに、今なら税制優遇もありますので、「良い家」が手の届く価格で手に入るという大きなメリットもあります。
長期優良住宅でしたら、借入額にもよりますが、税制優遇により10年間で最大500万円の優遇措置が受けられます。そのほかにも、優良住宅支援制度(フラット35S)の利用で、住宅ローン金利0.3%の優遇を10年間受けることができます。長く安全に、快適に住めるだけでなく、税制・金利の優遇を受けられる長期優良住宅は、「良い家」を選ぶための最低基準と言えます。
多くのお客様にとって、家づくりは「一生に一度」のイベントになります。ですから、「できる限り理想の家づくりをしたい」とお考えになるのは当然のことです。しかし、ご存知の通り、全てをオーダーメイドできる注文住宅は高額になってきます。注文住宅では、構造上不可能でない限りは、お客様の希望通りの家づくりが可能になります。細かいことを言えば、天井の高さをセンチ単位で指定することも可能なのです。ここで知っておいていただきたいのは、「どのようなことをすれば、どのように値段が上がるのか?」ということです。
家づくりにかかる費用は、大きく「原材料費」「手間賃」「経費」から成りたっています。家づくりの費用が上がっていく理由は、とてもシンプルです。たとえば、「天井の高さを標準の規格より10cm高くしたい」と依頼したとします。そうすると、原材料費をカットして、ロスの部分を廃棄して、さらに加工をするので、その手間代を費用に加える。どうでしょうか?値段がかなり上がってしまいます。また、打ち合わせや建築の途中で変更することになると、当然ながらその分の経費が上乗せされます。これから家づくりを進めるお客様は、「原材料費」「手間賃」「経費」の仕組みを理解し、「お客様にとって大切な場所に、建築資金を優先して使っていく」ことが大切ということを覚えておきましょう。そうすることで、お客様にとっての「良い家」を建てることができるようになります。
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